米四半期入札、中長期債の発行額維持の予想－足元の市場混乱にも配慮

米財務省は4月30日に四半期定例入札の規模を発表する。
　ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は「国債市場のボラティリティーを踏まえ、ベッセント財務長官はとりわけクーポンの規模など、いかなる変更についても極めて慎重に意思疎通を図るだろう」と述べた。
　発行規模に変更がなければ、来週実施される入札は総額1250億ドル　　また、連邦債務上限問題も財務省は今回の発表で、債務上限への対応や資金枯渇時期の見通しに関するガイダンスを示す可能性がある。
　巨額の財政赤字が続くとの見通しから、いずれは国債発行規模が増額されるとの見方が多い。
ＪＰモルガン・チェースによると、2023年末時点でステーブルコインの裏付けとなっているＴビルは1140億ドルと、発行済み残高の2％未満にとどまる。