米オフィス不動産の価値低迷、地方銀行など中小金融機関で影響顕在化
記事を要約すると以下のとおり。
オフィス不動産価値の低迷は米国の銀行業界に波及しており、特に中小の金融機関では商業用不動産(CRE)債権におけるローン変更が増えている。同リポートによると、中堅銀行の場合は1-9月に1.93%、大手銀行では0.79%の割合だった。その利用が増加しているのは、一連のローンの借り換え時期を迎え、CREクレジットにおける苦境が増していることを示す最新の兆候と言える。これは、オフィスや集合住宅の価値がピーク時から少なくとも20%下落した後、損失計上までのバッファーが少ないことを意味する。 フロリダ・アトランティック大のコール氏は、今後1年間で約5000億ドルのCRE住宅ローンが満期を迎え、そのかなり多くの部分がデフォルト(債務不履行)に陥るだろうと予想。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米オフィス不動産の価値低迷、地方銀行など中小金融機関で影響顕在化