海外勢の日本株投資、円安警戒薄れ為替ヘッジ外し-戦略推奨も相次ぐ
記事を要約すると以下のとおり。
外国為替市場での過度な円安進行に対する警戒感が薄れる中、日本株に投資する海外投資家の一部で為替ヘッジを外す動きが出ている。円安進行下でヘッジ付き日本株投資戦略を顧客に勧める動きが相次いだことも、ヘッジ付きETFへの資金シフトを助長した可能性がある。ただ、円高で今後の日本の企業業績に対する懸念が出ており、UBSでは円建ての日本株の判断は「アンダーウエート」としている。この悩みを和らげる一つの手段が為替ヘッジ付きの投資で、一般的に円を外為先渡し取引(フォワード)で売却し、円安による影響を相殺するケースが多い。 ヘッジプレミアムは日米金利差が大きければ大きいほど拡大するが、ここにきて金利差は縮小方向にあり、プレミアムも低下傾向だ。日銀の6月の企業業績は円安よりもむしろ値上げにより支えられているとみる。 実際、円が直近安値を付けた7月10日以降のドル建てTOPIXはプラス0.4%と、マイナス2.8%の米S&P500を上回る。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 海外勢の日本株投資、円安警戒薄れ為替ヘッジ外し-戦略推奨も相次ぐ