日銀が物価見通しを上方修正の公算大、コメ価格上昇と円安-関係者
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行が今月開く金融政策決定会合では、変動が大きい生鮮食品とエネルギーを除いた消費者物価(コアコアCPI)について、2024年度と25年度の見通しが上方修正となる公算が大きい。関係者によると、コアコアCPI見通しの引き上げは、コメを中心とした食料品価格の上振れが主因。 前回の見通しにおけるコアコアCPIは、24年度が前年比2.1%上昇、26年度にかけて2%程度で推移する姿が維持される可能性が大きい。 植田和男総裁は、経済・物価情勢の改善が続けば、利上げによって金融緩和度合いを調整すると繰り返している。 報道後、外国為替市場では円を買う動きが優勢となり、ドルに対し一時1ドル=157円76銭まで上昇した。今月の会合では市場動向などを直前まで見極めた上で、利上げが必要な情勢かを慎重に判断する見通しだ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日銀が物価見通しを上方修正の公算大、コメ価格上昇と円安-関係者