日本株の「門番」は日銀から企業へ、暴落を支えた高水準の自社株買い
記事を要約すると以下のとおり。
日本企業による自社株買いは、過去10年以上にわたり
日本銀行が担ってきた日本株の急落時に相場を守るゲートキーパーの役割を果たしつつある。昨春以降、JPXが上場企業に対し、為替が円高に振れたことなどが嫌気された8月第1週は海外投資家が現物と先物を合わせ日本株を7772億円売り越した。 直近で日本株が急落した局面は新型コロナウイルスの流行が始まった20年2月から4月にあり、3月第2週に9.2%下げた際に日銀は指数連動型上場投資信託(ETF)を約4000億円、4400億円それぞれ買い越した。日銀が17年ぶり利上げ決定、世界最後のマイナス金利に幕-YCC廃止 SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは、買いの主体が「日銀から企業にバトンタッチし、株式市場の需給という意味では構造は良くなっている」と見る。日銀が6月に調査した企業の短期経済観測調査(短観)によると、全規模・全産業の24年度想定為替レートは1ドル=144円77銭。自社株買い、日本株再浮上を促す可能性。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日本株の「門番」は日銀から企業へ、暴落を支えた高水準の自社株買い