岐路に立つ日本株ロングショート戦略、物言う株主で売り難易度アップ
記事を要約すると以下のとおり。
買収提案やアクティビスト(物言う株主)の保有を材料に株価が上昇するケースが増え、ファンダメンタルズに着目した日本株のロングショートは戦略の練り直しを余儀なくされている。これらは株価の押し上げ要因である一方、ショートポジションを持つ投資家は予期せぬ急騰でダメージを受ける。市場変動の影響を抑える一部のロングショート戦略では、ショートが充分に構築できないことによりロングで取れるリスクも限定的になると指摘した。昨年12月に日産自動車とホンダの経営統合が報じられた後、ショートしていた自動車株3銘柄のうち2銘柄を買い戻したと言う。ショートNG株 ショート候補銘柄の選択は難しくなっている。うち3社は、過去7カ月間で株式公開買い付け(TOB)の対象になった。カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールによる買収か創業家によるMBO(経営陣が参加する買収)成立が株価上昇要因で、これらが頓挫しても、構造改革によりダウンサイドリスクはアップサイドを下回るとみる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 岐路に立つ日本株ロングショート戦略、物言う株主で売り難易度アップ