大谷選手の効果は「50-50」か、広告起用企業の株価は明暗分かれる
記事を要約すると以下のとおり。
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)を広告に起用した日本企業の株価で明暗が分かれている。一方で4月末に大谷選手とサポート契約を発表した伊藤園は広告費増に直面して8.6%下落、大谷選手との契約を結ぶ日本航空(JAL)も14%安だ。大谷選手は5日からの地区シリーズに進み、勝ち進めばリーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズと11月初までプレゼンスを示せる。社名の由来でもある「Dream(夢)」や「Passion(情熱)」が大谷選手の活躍する姿と似ているとした。大谷選手を起用したコマーシャルは、動画配信サイトのユーチューブで570万回以上再生されるなど会社の知名度向上に寄与した。 対照的に伊藤園IR担当者は、広告費は「戦略的費用」として第2、3四半期では米国での「お~いお茶」の販売数などに効果が出てくるだろうと話した。 博報堂DYメディアパートナーズのイメージ調査では、大谷選手がドジャースに移籍した後は、球団と契約を結ぶ企業も相次いでいる。ホットランドの株価も今シーズンで22%上昇している。 関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によれば、今シーズンの大谷選手の経済効果は865億円に上る。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 大谷選手の効果は「50-50」か、広告起用企業の株価は明暗分かれる