取り残され注意、Ｓ＆Ｐ500今週新記録へとゴールドマンのルブナー氏

Ｓ＆Ｐ500種株価指数は今週、企業の自社株買いとシステマティックファンドやリテール投資家からの強いフローに押し上げられて過去最高値を更新し、市場ではＦＯＭＯ（取り残される不安）が広がるだろうと、ゴールドマン・サックス・グループのスコット・ルブナー氏は予想している。
この見方はパウエル連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長による23日の発言で裏付けられたという。
こうしたファンドは株式取引いかんにかかわらず買いを入れる可能性が高いという。
先週はまた、世界の株式に200億ドルのパッシブ資金が流入した。
GoldmanSachsFICCandEquitiesFuturesMarketsStratsteam,asof8/26/24出所：ゴールドマン　　しかしながら需要は3週間後に底をつくかもしれないと、ルブナー氏は警告する。
オプション市場からは決算発表日の株価変動を2980億ドルと予想していることがうかがわれると、ルブナー氏はヘッジファンドがハイテクセクターのポジションを手放したことに触れ、「ハイテク株へのファンダメンタルな売りを考えると、今期のエヌビディア決算が28日に予想を上回った場合の状況を想像できるかと問いかけた。」