印インフォシス株が下落、ＩＴ需要の回復ペースを投資家は疑問視

インドのＩＴ（情報技術）サービス会社 インフォシスの株価が17日の取引で下落した。
16日の同社発表によると、25年3月期の売上高は4.5－5％増から上方修正となったが、アナリスト予想平均の5.6％増収は下回った。
インフレ圧力の緩和で今年は米利下げの可能性が高まり、顧客のＩＴプロジェクト向け予算にはプラスだが、トランプ次期政権下での専門技術者の就労ビザ「H-1B」の制限や保護貿易主義的な障壁が、アウトソーシング事業に悪影響を及ぼす可能性がある。
アウトソーシング企業にとって通常、同期は季節的に低調な時期となる。
　インフォシスの最大市場である米国の顧客は、経済が好調に推移するとの見通しを示した。