円高でも強い業績モメンタム、日本株は年末高も-ゴールドマン建部氏
記事を要約すると以下のとおり。
ゴールドマン・サックス証券の建部和礼バイスプレジデントは、米国景気がソフトランディング(軟着陸)することを条件に日本株は年末にかけて上昇するとみている。 同証がまとめた20日時点のリビジョンインデックス(アナリストによる業績予想修正の方向性を示す指数)は、全33業種のうち23業種がプラス圏にある。 米国の景気懸念や、11月の米大統領選挙を巡る不確実性から、日本株は上がりづらいと建部氏はみている。「特に年末に向かっては米景気の動向が最も重要と言ってもいいかもしれない」と話す。ここ2カ月ほどの内需関連株のTOPIXに対するアウトパフォームは主に円高を反映したもので、実質賃金のプラス転換による消費の回復や、消費と物価の好循環というマクロ環境の変化は織り込んでいないと分析。自社株買いが活発化するなど24年に入り日本企業が変わり始めたことを示す証拠が増えており、米景気の軟着陸が実現するのであれば「日本株は前向きに見て良い」と語った。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 円高でも強い業績モメンタム、日本株は年末高も-ゴールドマン建部氏