円安是正による株安は杞憂か、為替感応度が低下-企業の供給網進化
記事を要約すると以下のとおり。
為替の円高進行が日本株相場に与えるマイナスの影響は以前よりも縮小しており、米国が対日貿易赤字の削減に向け週内の開催が見込まれる日米高官の協議で円安是正を求めても、投資家が抱く株安への不安は杞憂(きゆう)に終わるかもしれない。下落率は東証株価指数は21%に対し、円換算後のMSCIアジア太平洋指数(TOPIX)の6.8%に対する株価の感応度は、10年単位で見ると低下してきていると指摘する。 中澤氏の分析によると、TOPIXのドル・円相場に対する感応度は14年の1.15%から今年3月には0.5%まで低下したという。 カーレ氏は過去4回の長期的な円高局面ではドル建てで見た日本株の価値が高まるため、ロングオンリーの海外投資家からの買いが入りやすい面もある。 もちろん、米国との通商交渉で先行する日本の株式に相対的な魅力を感じる投資家は多い。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 円安是正による株安は杞憂か、為替感応度が低下-企業の供給網進化