中国の報復措置は今のところ抑制、交渉の準備段階－アナリスト

4日の金融市場は米中間の関税合戦に反応したが、当初の動きはすぐに縮小した。
ハンセン中国企業株（Ｈ株）指数は、一時1.7％高まで上げを縮めたが、3.5％高で終了した。
　カナダとメキシコの場合も同様で、両国もトランプ米大統領との交渉前に一連の報復措置を取るだろう。
私には、報復措置は妥当な範囲内だ。
◎サクソ・マーケッツのチーフ投資ストラテジスト、チャル・チャナナ氏　　一連の出来事は、交渉が決裂したのか、それとも依然として単に様子見の状態にあるのかという疑問を提起している。
市場はますます神経質になっている。
　（最新の発表は）交渉のテーブルにつく前の単なるジェスチャーであり両者が貿易協議の時期に合意すれば安定するだろう。
　中国元についての短期的な見通しは弱気なままだ。
◎ＧＡＭＡアセット・マネジメントのグローバルマクロ担当ポートフォリオマネージャー、ラジーブ・デメロ氏　　カナダとメキシコからの輸入品に対する関税の適用も延期する可能性があるとの期待が生まれた。