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世界的な国債利回り上昇、不安な年明けに-市場「かんしゃく」の様相

記事を要約すると以下のとおり。

関連記事:米雇用者数は予想上回る、失業率低下-利下げ休止の論拠裏付け  また、トランプ次期政権は連邦債務残高の圧縮よりも経済成長を優先する施策を掲げ、財政赤字拡大の下での物価上昇への懸念もある。
こうした例外を除けば、世界的な金融危機以前にさかのぼるまで目にすることのなかった水準だ。
関連記事:米30年債利回りが5%に上昇、次回の利下げ見込みは下期に後ずれ市場のかんしゃく  PGIMフィクスト・インカムのグレゴリー・ピーターズ共同最高投資責任者(CIO)は国債市場について、「米国でも世界的にもタントラム(かんしゃく)のような状況が見られると指摘した。」
 米国債市場の緊張を背景に、米住宅ローン金利は7%前後の水準に戻り家計に負担となっており、企業の資金調達コストも膨らみそうだ。
しかし実際は米経済は堅調さを維持し、インフレ鈍化がどの程度のペースでどこまで進展するか疑問が生じる形となっている。
関連記事:米消費者の長期インフレ期待、08年以来の高水準-関税巡る懸念で  複数の米金融当局者は長期間にわたる政策金利の据え置きを支持する意向を示唆した。
債券自警団?  金融政策は全体像の一部に過ぎない。
   トランプ氏が昨年の大統領選で公約した減税などを踏まえれば、財政赤字のさらなる拡大が見込まれる。
 ブルームバーグ・エコノミクス(BE)は、こうした環境で米10年債利回りが5%を上回ったとしても「全く衝撃的ではない」と話す。
ブラックロックやティー・ロウ・プライスも最近、期間が長めの米国債市場は今後10年間に50兆ドルと、現行の2倍近くに膨らむ可能性がある。
16日に上院財政委員会で指名承認公聴会に臨むベッセント次期財務長官にとって、安定した需要が期待できるか不透明な中で、困難な課題を突きつけることになる。
ReturnofRiskPremiumInvestorsaredemandingmoreyieldfortheriskofholdinglong-termbondsSource:NewYorkFedジム・ビアンコ氏Photographer:HollieAdams/Bloombergパラダイムシフト  米金融環境の引き締まりで景気が悪化すれば、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局も利下げを再開することができ、米10年債利回りが将来的に4.5%以上で推移すると予想する理由として、脱グローバル化や人口高齢化、政治的変動、気候変動対策への支出の必要性を挙げた。
 BofAによれば、新型コロナ禍のロックダウン(都市封鎖)初期の20年に利回りが過去最低を記録後、米国債は過去240年間で3回目となる「大債券弱気相場」に既に突入している。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 世界的な国債利回り上昇、不安な年明けに-市場「かんしゃく」の様相

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