ボーイングの2024年は危機の年、株価35％下落－投資家の警戒感根強く

米 ボーイングは復活の年となるはずだった2024年に、08年以降で最大の株価下落に見舞われている。
24年の相次ぐ危機を受ける恐れがあるとためだという。
中国との緊張関係の緩和に向け大きな一歩を踏み出したほか、航空機の受注は増加し、株価は約2年ぶり高値を記録していた。
世論の反発が高まり、ボーイングの企業慣行や文化に対し厳しい視線が向けられた。
  　　こうした一連の出来事は、ウォール街の利益予想に打撃を与えた。
　アナリストの間で同社株の最近の回復が持続するとの期待が低い理由がこれで説明できる。
　25年に入る中での大きな懸念は、トランプ氏が追加関税計画を実行に移した場合、サプライチェーンが世界中に広がる同社はリスクにさらされるということだ。
ブルームバーグ・インテリジェンス（ＢＩ）によると、エアバスは昨年、世界の民間航空機受注残の約60％を占めた。