ヘッジファンド、15年ぶり大幅下落の直前に円を買い越し
記事を要約すると以下のとおり。
石破茂首相のハト派的な発言と強い米雇用統計により、円相場が週間で2009年末以来の大幅な下げに見舞われる直前、ヘッジファンドは円に対して強気姿勢に転じていた。市場では来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測が大きく後退した。 円は先週、ドルに対する弱気なセンチメントを反映する形で、一部のヘッジファンドを含む投資家はリスクの高いキャリートレードで円売りポジションの再構築に動き始めた。 今週後半に発表される米国のインフレ指標は、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針と円の行方についてさらなる手がかりを提供することになるだろう。 CFTCのデータによると、1日時点のヘッジファンドによる円の買い越しは2021年初頭以来の高水準だった。25年4-6月(第2四半期)のドル・円の予想中央値は140円となっている。 カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)のストラテジスト、マキシミリアン・リン氏は、「8日時点のCFTCデータで円買いポジションが反転していても驚かないとし、「全ては米国の指標とFRBの対応に尽きると述べた。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ヘッジファンド、15年ぶり大幅下落の直前に円を買い越し