ブラジル、歳出を1.8兆円削減へ－財政巡る投資家の懸念に対応

ブラジルのアダジ財務相は27日夜、公共支出を2026年までの2年間で700億レアル（約1兆8000億円）削減する計画を発表した。
　アダジ氏は地元のテレビとラジオで放送された録画メッセージで、「今回の措置によって、財政の持続可能性への政府のコミットメントが強固になると述べた。」
歳出拡大を受け、市場では中央銀行がインフレ抑制に向け金利を14％近くまで引き上げる必要があるとの見方が強まっている。
株式は6月以来の大幅な下げとなったほか、スワップレートは一時37ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.01％）急伸していた。