フィデリティ、中国株のポジションを再び拡大－政府の財政措置に期待

フィデリティ・インターナショナルのマネーマネジャー、ジョージ・エフスタソプロス氏は、財政刺激策が経済を支援するとの期待から中国株のポジションを再び増やしている。
　こうした楽観的な見通しは、トランプ前米大統領の返り咲きと期待外れの財政政策を受けて中国株は今年に入り乱高下しており、ＣＳＩ300指数は2月に5年ぶりの安値を付けたが、9月下旬には景気刺激策の発表を受け、わずか6営業日で32％上昇していた。
　そうしたボラティリティーがエフスタソプロス氏にとってプラスに働いた。
　同氏が監督するフィデリティのグローバル・マルチアセット・グロース・アンド・インカム・ファンドは、この1年で9.5％のリターンを上げた。