パウエルFRB議長、利下げ急ぐ必要ないと改めて表明-議会証言
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融当局は政策金利の調整を急ぐ必要はないとの見解を示した。よって政策スタンスの調整を急ぐ必要はないと述べた。 今回の証言は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の1月会合後の記者会見での発言とほぼ同内容となった。パウエル議長(3)上院銀行委員会の公聴会で証言するパウエルFRB議長(2月11日)Source:Bloombergインフレ圧力 労働市場は引き続き健全だ。そうした状況も背景に、当局者は追加利下げを検討する上で辛抱強くなれるとの考えを表明している。 一方、トランプ大統領の政策提案を受けて経済の先行きは不透明感が強まっている。 そうした政策はインフレに上向きの圧力をもたらし、経済成長の重しになったり、就業可能な労働者数の抑制につながる恐れがある。 パウエル氏は証言で、「われわれは2大責務における両面のリスクに注意を払っている。」長らく待たれている銀行資本要件の計画案について「非常に速やかに」合意に達し、他の主要国・地域や国際的な取り決めと整合した内容になると期待していると、パウエル氏は「われわれは「バーゼル3最終化」の完了に引き続きコミットしている。決定はわれわれの上流で行われるとし、金融当局は財務省の代理人として、同省に代わって連邦政府の支払いを処理していると説明した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース パウエルFRB議長、利下げ急ぐ必要ないと改めて表明-議会証言