ネットの詐欺師を誘導し反撃、オンライン自警団「スキャムベイター」

米カリフォルニア州サンタクララの検察官エリン・ウエスト氏は、暗号資産（仮想通貨）詐欺の世界に精通していると自負する。
　スキャムベイターは、詐欺師をだまして彼らの活動に関する情報を引き出したりすることで、形成を逆転させる。
　ブラウニング氏はしばしば被害者になりすました後、落ち着いたアイルランド訛りで自らの活躍について語る。
　「ジム・ブラウニングのような人々は、極めて価値のあるサービスを提供しているとウエスト氏は北アイルランドのベルファストでブルームバーグの動画インタビューに応じ、スキャムベイティングの費用を動画収入で賄うことで、専業ユーチューバーになった経緯について語った。」
　匿名を希望していることも、こうした自警団がグレーゾーンで活動していることを物語っている。
　一方、検察官のウエスト氏は、特に管轄区域をまたいだ暗号資産詐欺との闘いにおいては、法執行機関は一般的に経験不足だと指摘する。
そのため、被害者に返金するのがずっと困難になっているとウエスト氏は話す。