トランプ米大統領、OPECに原油価格下げ要請-利下げも要求
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領は23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でオンライン演説し、サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)に原油価格の引き下げを要請する方針を示した。 「前政権の失政による経済の混乱に対峙(たいじ)することから始まるとし、「米政府は過去4年間に8兆ドル(約1250兆円)もの無駄な赤字支出を積み上げ、国家を滅ぼすようなエネルギー規制や有害な規制、隠れた税金をかつてないほど課してきたと続けた。」 さらにOPEC加盟国が原油価格を引き下げればインフレが低下し、金利引き下げにもっと早くから取り組んでこなかったことに不満を表明。 その上で「原油価格が下がれば、私はすぐに金利引き下げを要求する」と主張。 「あなた方が決めることだが、米国で商品を製造しないのであれば、関税を支払わなければならないと述べた。」「欧州連合(EU)はわれわれを非常に不公平に、ひどく扱っている」とし、欧州諸国が税や規制の負担で米企業を標的にしていると述べた。 国内政策の優先事項としては、減税延長や法人税引き下げるつもりだ。 来年のダボス会議までにロシアとウクライナの停戦合意が実現するかとの質問を巡っては、「ロシアに聞く必要がある。」さらに停戦合意を実現する上で、仲介役としての中国の関与に期待を示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トランプ米大統領、OPECに原油価格下げ要請-利下げも要求