トランプ氏復権で貿易戦争再燃か、迎え撃つ中国側陣容はこんな顔ぶれ

トランプ前大統領のホワイトハウス返り咲きで、米中貿易戦争が再燃する可能性が強まっている。
前任の劉鶴氏は、トランプ政権1期目の貿易戦争で中心的な役割を担った。
トランプ政権1期目の貿易交渉に直接参加することはなかったが、経済政策の立案を担う商務相には、王文涛氏（60）が就いている。
王文涛商務相Photographer:QilaiShen/Bloomberg　　電気自動車（ＥＶ）セクターの中国勢の優位は過剰生産能力と政府支援によるものだとの批判に対し、地政学的な緊張が高まるなかで減速する対中投資の押し上げを図った。
中国政府の国際貿易交渉代表で流ちょうに英語を話す王氏は当時、中国は米国の「脅し」には屈しないと発言した。
　国際貿易交渉の副代表を務める凌激、李詠箑の2人も対米交渉に関与する可能性がある。
潘功勝・人民銀行総裁　Photographer:QilaiShen/Bloomberg　　潘氏は銀行セクターや為替レートなどの分野の改革を推進し、問題解決の手腕に優れているとの評価を勝ち得た。
廖岷・財政次官Photographer:AdekBerry/AFP/GettyImages　　比較的最近では、4月に中国を訪問したイエレン米財務長官に挨拶し、先月にはワシントンでシャンボー財務次官と会談した。
　外務省が交渉に関わるかは不明だが、可能性があるなら馬朝旭外務次官か。