トランプ氏に左右されない投資先はどこか-新興市場投資家が徹底調査
記事を要約すると以下のとおり。
中国の人工知能(AI)関連企業、移民主導で好況のドバイ、債務再編の期待が高まるベネズエラとレバノンの国債など、2025年の新興市場の勝ち組はいずれも、トランプ米大統領の通商政策からの影響を回避するのに役立つ投資先だ。 戦略はさまざまな形を取る。AIアプリケーションで使用される半導体を製造する台湾積体電路製造(TSMC)株の81%急騰はその一例だ。そのため、安定した通貨を持つ国への投資がより魅力的になる。特にアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、カタールは、投資家がトランプリスクを逃れるための安全な避難場所になるという。 ドバイの株価指数は2月に過去最高値を更新した。 チェーン・キャピタルのファンドマネジャー、カール・トーム氏は「ディルハムはドルにペッグされているため、UAEの株式市場に投資する投資家は為替リスクにさらされることはない。」 カンダリ氏によると同社は「資本と貿易の変化の恩恵を受ける東南アジアの企業と国々、東欧の特定地域、中南米の一部の割安な市場、そして一部の特異な新興市場」を有望な投資先として挙げている。独自のストーリー コロンビアでは、ビジネスと改革に友好的な政府が来年誕生する見通しであることから、同国の通貨と株式は新興市場資産のパフォーマンストップに躍り出た。関連記事:「別にいいじゃない」と攻めの国債投資-無視するには安過ぎる2カ国 トルコはインフレ調整後のリラ高政策を維持しており、現在はリラにしては異例なほど安定しているため、2桁のキャリーリターンを得ることが可能だ。
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