トランプ氏こだわる米中首脳会談、見込み薄く-習氏は徹底抗戦の構え
記事を要約すると以下のとおり。
トランプ米大統領は今回の貿易戦争が始まって以降、複数回にわたって中国の習近平国家主席との首脳会談の可能性に言及している。中国当局はむしろ、米国からの全輸入品に対する関税を賦課しても経済的な意味はないとして打ち止めを示唆しつつ、他の措置を使って「最後まで闘う」と表明した。 キャピタル・エコノミクスの中国経済責任者ジュリアン・エバンスプリチャード氏は、「中国当局が再び関税を引き上げて米国に対抗したことは、トランプ政権との交渉を急いでいないことを示していると話す。」トランプ氏は中国からの報復に対しては常にさらなる関税の上乗せで応酬しており、米中の対立は長期化の様相を呈している。 もっとも、トランプ氏は習氏との交渉を楽観視している。また報復ではなく対話を選んだ他の貿易相手国・地域については称賛しており、中国にも同様の対応を望んでいることをうかがわせる。いずれ起こるだろうと、トランプ氏は今週ソーシャルメディアに書き込んだ。 習氏は11日、激化する貿易戦争について初めて公に発言。その上で「米国では市場の動向と、特にトランプ支持層への影響が鍵を握る。」10日には、トランプ米大統領による中国製品への関税発動を受け、米国映画の輸入を減らすと発表。 「中国はまだ多くのレバレッジ(交渉上の切り札)を持っている」と同氏。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トランプ氏こだわる米中首脳会談、見込み薄く-習氏は徹底抗戦の構え