スーパー・マイクロ株、「レッドフラッグ」で押し目買い投資家も敬遠

人工知能（ＡＩ）関連需要から大きな恩恵を受けるとウォール街が注目していた企業の株価が、ネガティブなニュースにより急落している。
空売り投資家が会計上の問題がある可能性を指摘したほか、年次報告書（フォーム10Ｋの提出遅延に関するブルームバーグＴＶのリポートSource:Bloomberg　　スーパー・マイクロにとっては突然の変転だ。
同社は3月にＳ＆Ｐ500種株価指数に採用されたが、株価は同月に付けた高値から64％下落している。
同社を調査した結果、「明白な会計上のレッドフラッグ（危険を知らせる赤旗）、未公表の関連者取引の証拠、制裁および輸出管理の不手際、顧客問題が明らかになったとリポートで指摘した。」
年次報告書の提出遅延については、広報担当は「内部統制の評価にさらなる時間が必要だ」とした上で、既に発表した直近の会計年度および四半期の業績について修正は行っていないと説明した。
  　　他のアナリストはスーパー・マイクロ株にネガティブな見方だ。
　ＣＦＲＡは、重大な会計不正や検証可能な制裁逃れを決定的に証明するものではないと考えるが、スーパー・マイクロによるフォーム10Ｋの提出遅延と同社の評判への潜在的なダメージは懸念を生じさせると記した。