【FOMC】間接的に利下げ、国債ランオフ減速で-市場関係者の見方
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は18、19両日に開催した定例会合で、主要政策金利のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジを4.25-4.5%に据え置くことを決定した。◎ソーンバーグ・インベストメント・マネジメントのクリスチャン・ホフマン氏:FOMCはきょう、保有米国債のランオフペースを減速させる行動をとったことで、間接的に利下げを実施した。これは夏までのランオフ中止に道を開く。しかしそれ以降、信頼感は落ち込み、労働市場の亀裂は拡大し、リセッション(景気後退)懸念が強まったが、インフレ懸念は続いている。最新の予測はより悲観的であり、短期的にはドルに下げ圧力がかかるだろう。米国債の圧縮ペース減速は、政策を大幅に変更するとのシグナルではない。だが、インフレが要因となって政策金利は据え置かれるため、成長鈍化という代償を伴う恐れがあり、結果的に企業利益の重しになりかねない。短期的には、インフレリスクで利下げは当面見送られる可能性がある。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【FOMC】間接的に利下げ、国債ランオフ減速で-市場関係者の見方