【米国市況】S&P500種、週間で今年最長の上昇-ドルは149円台半ば
記事を要約すると以下のとおり。
18日の米国株式市場は一連の企業決算を消化しつつ、景気が持ちこたえている兆候を好感。同指数の均等加重バージョンであるS&P500イコールウエート指数も過去最高値を更新。アップルは中国で最新型「iPhone」の売れ行きが好調なことから、株価は1.2%下げた。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏が指摘した。「まだ始まったばかりで、この先には選挙戦の終盤と次回連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。」「ファンダメンタルズに目を向けただけで分かる。」今週出た小売売上高は予想を上回り、消費者がなおも支出を続けている様子を浮き彫りにした。背景には米金融政策を巡る不透明感や地政学的リスク、米国の選挙がある。これまでの記録によれば選挙の年にこの現象が起きると、投票日(今年は11月5日)までの株式市場は平均並みのパフォーマンスとなる。しかし政治的不透明感が今後高まり、楽観が後退すれば、選挙後の相場上昇に道を開くことになるだろうと続けた。同社が発表したロボタクシーは投資家の熱狂を引き起こすには至らず、最近の納車台数に対する不安も静まっていない。原油安と欧州債の上昇を受けて朝方から堅調に推移した。 FOMCの日程と連動するオーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)は、11月と12月の会合での約43ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げを織り込んでいる。円は上昇。 スコシアバンクのチーフ外国為替トレーダー、ヘレン・ギブン氏は「この日は米国から重要データがほとんど出てこないため、普段より低いボラティリティー(変動性)を予想している。」リスクの多い週で10月を迎えるため、トレーダーが守りのポジションを強め始めるからだと述べた。主要10通貨の中で特に上昇率が大きかった。原油 ニューヨーク原油相場は下落。 イスラエルがイスラム組織ハマスの指導者ヤヒヤ・シンワル氏を殺害したことを受け、バイデン米大統領はガザでの停戦を改めて呼び掛けた。 最近の中国データに基づく算出によれば、9月の同国原油需要は前年比で減少した。ロンドンICEの北海ブレント12月限はこの日、1.9%)下げて73.06ドルで引けた。 金スポットは一時1%余り高い1オンス=2721.31ドルと、前日の取引で付けた過去最高値をさらに更新した。 オーバーシー・チャイニーズ銀行のFXストラテジスト、クリストファー・ウォン氏は、世論調査はその方式によって結果が大きく異なっているとし、「選挙の情勢が流動的なことや地政学的な不確実性を踏まえると、トランプ前大統領が勝利した場合のヘッジ手段である金のロングは、なお勢いを増す可能性があると述べた。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500種、週間で今年最長の上昇-ドルは149円台半ば