【米国市況】S&P500は今年50回目の最高値、円は堅調で152円台半ば
記事を要約すると以下のとおり。
8日の米株式相場は上昇。関連記事:米消費者マインド指数、4月以来の高水準-景気と家計を楽観(1)株式終値前営業日比変化率S&P500種は4.7%だった。 この日はディフェンシブ銘柄が売られ過ぎの領域にあったことが背景にある。テスラの時価総額は2022年以来初めて1兆ドルを超えた。関連記事:米国株に6月以来最大の資金流入、トランプ氏が勝利した選挙翌日 カルベイ・インベストメンツのクラーク・ゲラネン氏は、S&P500種が「心理的に重要な節目」である6000の大台に乗せたと指摘。30年債利回りは6日に一時24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急上昇し、約4.68%を付けたが、8日には一時4.45%に低下した。関連記事:ゴールドマン、来年の米利下げ予測修正-議長発言踏まえペースダウン 米国債の下落とドル上昇に賭けるいわゆるトランプトレードは、時間とともに勢いがやや弱まってきた。外為 ニューヨーク外国為替市場ではドル指数が反発。週間ベースでは6週連続の上昇と、6月以来の長期連続高。 一方、円は主要10通貨に対して上昇。 ドル指数はこの日、ロバート・ライトハイザー氏がトランプ次期政権の米通商代表部(USTR)代表への就任を要請されたという英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)報道を受け、上げ幅を拡大した。これが「ドル上昇に少し勢いを与えている」と述べた。中国の景気刺激策が期待外れとなった。米大統領選でのトランプ氏勝利を受けて、市場では様子見ムードが根強い。 みずほセキュリティーズUSAのエネルギー先物部門ディレクター、ロバート・ヨーガー氏は「原油にとってトランプ氏の勝利が吉と出るか凶と出るか、市場は見極めようとしている。」 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は1.76ドル(2.7%)安の1バレル=70.38ドルで引けた。金 金スポット相場は反落。中国の景気刺激策が市場の失望を招いたことが背景にある。トランプ氏が関税引き上げや減税、規制緩和を推し進め、インフレを誘発する可能性があるためだ。 6日にはトランプ氏の勝利を受けてドルが大きく買われ、金は3%値下がりしていた。週間では5月以来の大幅安となりそうだ。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500は今年50回目の最高値、円は堅調で152円台半ば