【米国市況】S&P500が小反落、国債利回り急上昇-ドル150円80銭台
記事を要約すると以下のとおり。
21日の米国株式市場ではS&P500種株価指数が小反落。センチメントレーダーがまとめたデータによると、これは1928年以来の好調な記録だ。最新のブルームバーグ「マーケッツ・ライブ(MLIV)パルス」調査によると、株式市場のパフォーマンスにとっては米大統領選より業績重視-MLIV調査(1) S&P500種とナスダック100指数はいずれも0.2%下落。この日は住宅建設株が大幅安となった。ボーイングは労働組合との暫定合意が追い風となり3.1%値上がり。「金価格とボラティリティー指数(VIX)が高水準にあることを踏まえると、投資家がこれらの分野で新たな悪材料への備えを求めていることが分かる」と続けた。この強気相場が始まってから2年余りが経過しているにもかかわらず、そのような劇的な調整は経験していないためだと述べた。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.19%11.12.06% 米東部時間16時50分 ティー・ロウ・プライスの債券部門最高投資責任者(CIO)、アリフ・フセイン氏は、米経済が力強く成長していることから、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利が据え置かれる可能性が著しく高まっていると指摘した。関連記事:FOMC、11月は金利据え置きの可能性高まる-アポロのスロック氏 為替 ニューヨーク外国為替市場で、ドルは米国債利回りと共に上昇。10月4日以来およそ2週間ぶりの大幅安となった。 リポートは「選挙トレードの時が来た」とし、「10月に入ってからのドル買いにもかかわらず、ドルのネットポジションは全体的には依然としてかなりニュートラルな状態にある。前週は週間ベースでは8.4%下落と、ここ1年余りで最大の値下がりとなっていた。 中東関係では、親イラン民兵組織ヒズボラのドローン(無人機)が19日、貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)を引き下げると発表。刺激策を相次ぎ講じている中国の石油需要について、サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は強気な見方を示した。ロンドンICEの北海ブレント12月限は1.7%)上げて74.29ドルで引けた。 金スポット価格は一時0.7%上昇。関連記事:米政府、選挙前停戦へ最後の追い込み-中東に要人送り交渉の糸口探る ストーンXのアナリスト、ローナ・オコネル氏は「端的に言えば、金は不確実性を糧としている」と指摘。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は8.9ドル(0.3%)上昇し2738.90ドルで取引を終えた。
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