【米国市況】S&P500、週間で2023年以来の大幅高-円は143円台後半
記事を要約すると以下のとおり。
11日の米株式相場は反発。ボストン連銀総裁が、金融市場が無秩序な状況になれば、連邦準備制度理事会(FRB)は安定化に向けて支援する用意があると述べたとの報道を受け、S&P500種は約2%上昇した。「ボラティリティー自体は健全な兆候ではない。」「貿易摩擦の解消が見込めず、業績の行方が不透明で、マクロ経済の逆風が吹く中、市場は依然として足場を模索している。」JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、米国債市場で「混乱」が生じ、それがFRBの介入を促すことになると予想した。S&P500は戻り売り推奨、関税・市場混乱で「米国敬遠」に-BofA米国債相場は短期債を中心に下落した。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回り4.87%0.50.01%)上昇して5%に迫った。 UBSグループのチーフストラテジスト、バーヌ・バウェジャ氏は「非常に恐ろしい。」 チャールズ・シュワブのチーフ債券ストラテジスト、キャシー・ジョーンズ氏は「今週の価格動向で最も懸念されるのは米国債市場の動きだ。」米国債が安定し、正常な動きを取り戻すまで、リスク資産は苦戦を強いられるだろうと述べた。主要10通貨の中では、ユーロとスイス・フランの上げが目立った。ニューヨーク市場では144円近辺まで伸び悩む場面もあった。原油 ニューヨーク原油先物は反発。一方で、米国が今後関税を引き上げても取り合わないとして、打ち止めも示唆した。さらに、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラスによる減産の段階的かつ継続的な巻き戻しを当社では現時点で織り込んでいる」と述べた。 金 金スポット価格は初めて1オンス=3200ドルを上抜け、最高値を再び更新した。週間では6.5%近い値上がりだ。 サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は「金が力強く持ち直し、再び最高値を更新したことは、状況が決して良好ではないことの裏返しでもある」と指摘。 金スポット価格はニューヨーク時間午後2時38分現在、前日比61.15ドル上げて1オンス=3237.38ドル。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500、週間で2023年以来の大幅高-円は143円台後半