【米国市況】株下落、今年最後のFOMC控え-ドルは一時153円に接近
記事を要約すると以下のとおり。
17日の米国株式相場は下落。 11月の米小売売上高は個人消費の底堅さを浮き彫りにした。11月の米鉱工業生産指数は予想外に低下し、3カ月がどうなるかが不透明だ。米経済は底堅い一方、インフレ高進を伴う輸入関税をトランプ次期米大統領が提案しているため、FOMCはこの先の利下げペースについて考える可能性がある。 「もう少し引き下げる必要がある。」 モルガン・スタンレー傘下Eトレード・ファイナンシャルのクリス・ラーキン氏は「明日のFOMCによる決定が株式や債券にとってポジティブなのかネガティブなのか、あるいは中立なのかを決定付けるのは、実際の利下げではない。」モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏出所:ブルームバーグ 医薬品大手ファイザーは4.7%高。 ウォルト・ディズニーは英BBC放送のスタジオ部門と協力し、子供向け人気アニメ「ブルーイ」を原作とする初の劇場用長編映画を2027年に公開すると発表した。原油安も反転を後押しした。国債直近値前営業日比(bp)変化率米30年債利回りは一時4bp余り上昇し、11月21日以来の高水準を付けた。間接応札の落札分の低下を相殺した。12月と1月会合を合わせた緩和の織り込み具合は合計で27bp。外為 外国為替市場ではブルームバーグ・ドル指数が小幅高。トレーダーの関心は18日の25bp利下げを約90%の確率として織り込んでいる。 ドルは153円16銭まで下げた。カナダではフリーランド財務相の辞任が波紋を広げており、解散総選挙の可能性が高まっている。中央銀行はレアル安に歯止めをかけようと、30億ドル余りのドル売り介入を実施した。 原油先物は今年後半、2025年の需給への懸念を背景に約14%下落。 パレスチナ自治区ガザでの停戦について、イスラエル当局者が過去1年で最も現実的な見通しになっているとの見解を表明したことも、原油相場には逆風となった。金 金相場は下落。 シティグループの商品調査グローバル責任者マックス・レイトン氏は、ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューで「金はややゴルディロックス的な状況にある」と指摘。ニューヨーク商品取引所の金先物2月限は同8ドル(0.3%)下落し、2662ドルで引けた。
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