26日の米国株式市場では大型ハイテク株が売りを浴び、ウォール街の比較的平和な日々は3営業日で打ち切られた。
マイクロソフトも下落。
トランプ米大統領はこの日、自動車関税を発表する。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)Photographer:MichaelNagle/Bloomberg ペッパーストーンのストラテジスト、マイケル・ブラウン氏は「関税に関する不確実性は今でも信じがたいほどに高く、企業も消費者も翌日より先の計画を立てるのは極めて困難だ。」
小型株で構成するラッセル2000指数は1%下落した。
フォレックス・ドット・コムのマシュー・ウェラー氏は指摘。
経済を揺さぶるような政策が絶え間なく打ち出されることはもうないと、投資家が確信する必要があると話した。
ドイツ銀行がまとめたデータによると、S&P500種株価指数先物(中心限月)の流動性は、2年ぶり低水準にある。
同氏はテクニカル分析上の留意点として、3月安値の後に見られた「売られ過ぎからの反発」が「やや鈍く」なり始めており、回復の流れが脅かされていると指摘した。
700億ドルの5年債入札後も軟調は変わらなかった。
午後の取引で株式市場の軟調が鮮明になる中でも、米国債は総じて下げ基調が続いた。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)の金利ストラテジストらは、今年末の米国債利回り予想を全年限にわたって引き下げた。
外為 ドルは主要10通貨全てに対して上昇。
一方で「ドルの取引は比較的狭いレンジにとどまりながら、追加利下げを急いでいない米金融当局から若干の口先支援を得る可能性もある」との見方を示した。
基調物価が見通しから上振れる場合はさらに緩和度合いの調整を強める考えを示した。
原油 ニューヨーク原油先物相場は反発。
ガソリン在庫も減った。
来週にはさらなる関税が発効する見通しで、それにはベネズエラ産の石油・ガスを購入する国に対する関税賦課が含まれる。
WTIのポジションは54%がショートだったという。
ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.1%上昇の73.79ドル。
トランプ米大統領の関税措置を巡り不透明感が続く中、投資家は明確な方向性を探ろうとしている。
ただ、その履行は農業製品輸出に関連する銀行や企業の制裁緩和が条件になるとくぎを刺した。
金スポット相場はニューヨーク時間午後2時27分現在、51セント(0.1%)安の3052.30ドルで引けた。
【米国市況】ハイテク7強下落、深まる関税不安-ドル一時150円75銭
記事を要約すると以下のとおり。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】ハイテク7強下落、深まる関税不安-ドル一時150円75銭