【米国市況】トランプ氏発言で株は上値重い、利回り低下-149円前半
記事を要約すると以下のとおり。
26日の米株式市場ではS&P500種株価指数がほぼ変わらず。ドル指数は小幅上昇した。関連記事:トランプ氏、カナダ・メキシコ関税は4月2日発動-意図は不明瞭 インタラクティブ・ブローカーズのスティーブ・ソスニック氏は、「関税導入の時期や程度に関する話が「ムードを台無しにした」と指摘。トランプ氏が関税計画を再び延期したり、縮小したりするのではないか、あるいは攻撃的な姿勢の始まりになるのか、議論は続いていると述べた。ナスダック100指数は0.2%高。10年余り前のデビュー後で最大の刷新となる。アップラビンは一時23%急落。7年債入札が良好な結果となった後、上げ幅を拡大した。 モルガン・スタンレーは、3.25%への利下げが織り込む可能性があるとの見方を示した。関連記事:米国債市場、FRBの方向転換を予想-インフレよりも景気鈍化を憂慮 EYのチーフエコノミスト、グレゴリー・ダコ氏は「米経済は堅調な勢いを維持している」としつつ、「貿易や財政、規制政策を巡る不確実性の高まりが見通しを曇らせていると指摘。 外為 外国為替市場ではブルームバーグのドル指数が小幅に上昇。 三村財務官は足元の経済を踏まえて、日銀から金融政策の今後の見通しについてメッセージが出てきているとの認識を示している。「重要なデータの公表を週内に控え、為替投資家は様子見姿勢を続けるとみられる。」「市場はドルのロングポジションを軽くしたいと考えている」と話した。 XPインベスチメントスのストラテジスト、マルコ・オビエド氏(サンパウロ在勤)は、「トランプ氏は信用を失いつつあると指摘。」トランプ米大統領から関税に関して矛盾するかのような発言が相次いだことが背景にある。 ホワイトハウスがウクライナのゼレンスキー大統領の訪米日程を確認したことも相場を圧迫した。関連記事:トランプ氏がゼレンスキー氏と28日会談、ウクライナ資源取引に署名へ トランプ氏はこの日、ベネズエラでの事業運営に必要な石油ライセンスを取り消すつもりだと発言。ロンドンICEの北海ブレント4月限は0.7%下げて72.53ドル。 スポット価格は1オンス=2915ドル近辺と、24日につけた最高値を約40ドル下回っている。 スタンダードチャータードのアナリスト、スキ・クーパー氏は、ETFへのマネー流入が「金相場の次の上昇局面をけん引し、テクニカルトレンドと現物市場の弱さを相殺する以上の効果をもたらすかもしれない」と述べた。一方、ニューヨーク商品取引所の金先物4月限は前日比11.80ドル(0.4%)高の2930.60ドル。
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