【日本株週間展望】弱含み、円高や金利上昇を警戒－米関税も不透明

2月第4週（25－28日）の日本株は弱含む見込み。
　金利動向を巡っては、23日のドイツ総選挙後に欧州債が売られる展開となれば、国内債券にも一段の売り圧力がかかる可能性がある。
中国のDeepSeek（ディープシーク）が低コストの人工知能（ＡＩ）モデルを開発した影響についての見解に関心が集まる。
日本銀行の利上げ観測から円高が進み、日本株の重しになった。
下がった局面では個人投資家が買うとみられるほか、企業の自社株買いも下値の支えになるが、上昇をけん引するには至らない。
米政権の関税は単なる交渉道具ではなく、産業振興政策として考えられていることが明らかになってきた。
関税を巡る不透明感から上下両方向に対応できるようにしている投資家が多く、ポジションの偏りは少ないためだ。