【日本市況】日経平均５カ月ぶり４万円台、円安好感－長期金利1.1％

27日の日本市場では株式が大幅続伸し、日経平均株価は終値で7月19日以来、約5カ月ぶりに4万円台の大台を回復した。
　円相場は日本銀行は利上げに慎重との見方から、26日の海外市場で一時1ドル＝158円08銭まで下落し、長期金利は1.1％と今年の最高水準に並んだ。
27日の国内株式・為替・債券相場の動き－午後3時40分現在ＴＯＰＩＸの上昇に最も貢献。
指数構成銘柄2123のうち、1855銘柄が上昇し、下落は219銘柄にとどまった。
　個別銘柄では、牧野フライス製作所株がストップ高。
　ＳＢＩ証券の鈴木英之投資情報部長は、今年後半は資本政策の見直しや業界再編など象徴的な出来事がいくつもあったとし、こうした動きは来年も続くことが予想されると述べた。
関連記事：日産株が26年ぶり大幅安、ホンダとの出資比率巡り思惑－過熱感も  為替　　東京外国為替市場の円相場は1ドル＝158円付近から反発。
　外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長は、前日に158円台を付けたことでいったん達成感から利益確定の円買い戻しの動きが出ていると指摘。
関連記事：為替動向を憂慮、行き過ぎには「適切対応」と財務相－円は上げ幅拡大  債券　　債券相場は下落。
来年度国債発行計画、5年と短期増額で超長期減額－相場支援要因　　日銀は午後5時に2025年1－3月期の国債買い入れオペ予定を公表する。
減額対象はこれまでと同様に1年超3年以下、5年超10年以下の見込み。