【日本市況】円安加速、石破首相発言で早期利上げ観測後退－株大幅高

3日の日本市場は円が対ドルで一段安。
石破首相は日本銀行の植田和男総裁との会談後に「追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と記者団に2日語った。
債券相場は小動き。
4日の米雇用統計を含む指標に市場関係者の注目が移る。
日本の為替・株式・債券相場－午後1時40分前後円相場について「石破首相の発言だけでなく米ＡＤＰ民間雇用統計が良かったので踏み上げが加速したが、ここから上にドルのロング（買い）で攻めていく環境にはない」と指摘。
「10月日銀会合で利上げできないとしても12月は考えられる。」
石破首相が追加利上げに慎重な姿勢を示し、円安の進行が好感され自動車や機械などの輸出関連株が上昇している。
円安が相場を押し上げている一方で、利上げ観測がやや後退したことから銀行株は軟調だと述べた。
石破首相の発言を受けて年内の利上げ観測が後退していることを受けて、10年債入札が投資家の需要で順調に消化された。