【米国市況】決算堅調で株に押し目買い-円は対ドル153円付近に下落
記事を要約すると以下のとおり。
1日の米株式相場は反発。 前日の決算が好感されたアマゾン・ドット・コムやインテルは急伸。一方、慎重な業績見通しを示したアップルは下落した。10月は大型ハリケーンや大規模なストライキが統計に影響した。関連記事:米雇用者数、10月は1.2万人増にとどまる-ハリケーンとスト影響(4) eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏は「経済指標や企業決算、FOMC会合、米選挙で大忙しの状況が続いている」と指摘。 S&P500種は実際、年初から10月末までに約20%上昇しており、ベスポーク・インベストメント・グループのストラテジストによれば、大統領選挙年としては1936年以来の大幅高となっている。 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのマルチセクター投資責任者リンゼー・ロスナー氏は、「この日のデータに示された弱さの一部を、FOMCは一度限りの要素のせいにするだろうが、それでもこの弱さは来週の会合で緩和サイクルが継続されることを裏付けたと指摘。」「ここ数週間の経済活動データは意外なほど強かったものの、米金融当局は緩和サイクルを継続しなければならないことが再確認された」と話した。来週の四半期定例入札や米大統領選、FOMC決定を控え、リスクを減らす動きが進んだ。しかし今後数日、数週間にわたって発表される一連のデータや情報にもわれわれは対応する準備ができていると話した。その後は米選挙に注目が移るにつれてドルが買い戻され、円は一時0.7%安の153円09銭まで売られた。 みずほ・インターナショナルのマクロ戦略責任者、ジョーダン・ロチェスター氏は「異例なほどに予測の難しい雇用者数だった」と指摘。彼らの見方がこれで変わるとは思えない。 米選挙を控えた安全逃避先としても、ドルは買われている。ドルの対円スポット相場出所:ブルームバーグ原油・金 ニューヨーク原油相場は小幅ながら3日続伸。中東紛争が供給の混乱につながるとの見通しに懐疑的な見方も広がっている。ただ原油先物が10月28日に大きく下げた後、市場は「あまりに急速に落ち着きを取り戻した」と一部の市場関係者は指摘。匿名のイスラエル情報筋2人の話として、無人機と弾道ミサイルを使用した攻撃になる見通しだと伝えた。とはいえ、中東を巡リ日々報じられるニュースは重要な材料となっていると指摘した。 金スポット相場は続落。ニューヨーク商品取引所の金先物12月限は10セント下落し2749.20ドルで引けた。
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