【米国市況】株は「様子見モード」、中東での対立激化－143円台半ば

1日の米国株相場は反落。
これより先の一部報道によれば、米国はこの攻撃に対するイスラエルの防衛準備を積極的に支援している。
　同氏は、この対立が収束すれば、相場全体とハイテク銘柄の下げがきつい。
ナスダック100指数は1.4％安。
米供給管理協会（ＩＳＭ）が発表した9月の米求人件数は増加し、3カ月連続で活動縮小を示した。
その上で、「米国債市場にとっては中東の地政学情勢に関するニュースがより重要だと述べた。」
経済的損失は1日当たり38億ドルに上ると、ＪＰモルガン・チェースは試算している。
ただ常に平たんな道のりというわけではなかったと指摘。
「この先、株式相場が大きく上昇する上で問題になるのは、相場に基本的に全くリスクが織り込まれていないということだ」と述べた。
　フィンク氏は1日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「フォワードカーブに示されている緩和の幅は異常だ。」
中東での緊張激化を受けて逃避需要から買われた。
イランがイスラエルに大規模なミサイル攻撃を仕掛け、中東情勢が緊迫化した。
　ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4％上昇した。
  三村淳財務官は1日、為替相場の「無秩序な動きや過度な変動は望ましくない」と述べ、そうした動きを念頭に「必要があると思えば必要な行動をしなければいけない」との考えを示した。
中東は世界の原油供給で3分の1を占める。
　ＢＯＫファイナンシャル・セキュリティーズのトレーディング担当シニアバイスプレジデント、デニス・キスラー氏は「状況がより詳しく分かるようになるまで、向こう数日、神経質な取引が続く公算が大きい」と述べた。
  　　シティー・インデックスのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「停戦の動きが見られなければ、原油価格は今後数日でさらに5ドル上昇する可能性がある」と指摘。
ロンドンＩＣＥの北海ブレント12月限は1.86ドル（2.6％）高の73.56ドルで引けた。
　スポット価格は一時1.5％高。
　　ＵＢＳグループの貴金属担当ストラテジスト、ジョニ・テベス氏は、地政学的リスクに関する報道に金相場が条件反射的に反応する可能性はあるが、金にとってより長期的に重要なのは実質金利だと指摘。
　　金スポットはニューヨーク時間午後4時5分現在、0.9％高の2690.30ドルで引けた。